
MR潜竜ヶ滝(せんりゅうがたき)〜潜竜ヶ滝〜白岳
取材日:2010.05.21
佐世保の濃厚な緑の香りが一帯に広がるグリーンロード!美しい清流と清らかな空気漂う滝のそばにたたずめばお肌も心も潤い、気分もスッキリ!初夏は道端のかわいいお花を眺めや野いちごをほおばりながらまさに道草食いっぱなしの散歩道。トレッキング初心者も舗装された道が多いので手持ちのスニーカーで歩けそう。
平戸八景は江戸時代末期に松浦藩内の景勝地を指定したもの。今日では訪れる人は少ない。そこで今回のウォーキングは平戸八景の一つ『潜竜ヶ滝』と、白岳高原の景勝地『白岳』(373m)を訪ねることにした。
佐世保駅発8時8分の松浦鉄道に乗り、9時16分に潜竜ヶ滝駅到着。白亜の駅舎が奇妙にモダンだ。潜竜ヶ滝駅から歩きだす。谷に吸い寄せられるように続く一本道を約30分歩く。やがて赤い太鼓橋があった。さらに奥に続く階段を上ると、緑深い林の中から滝の音が響いてきた。
『潜竜ヶ滝』は落差25mの見事な滝だ。豊富な水量で、飛沫が空中に流れて涼しい。夏の暑いときは最適だろう。旧名所だが、なんだか新発見した気分。
滝は谷の奥にあるから、もと来た道を引き返すしかない。地図のF地点まで戻ってV字に曲がり、ゆるやかに上る舗装道を進む。花を楽しみなが歩くと、やがて白岳高原の田園風景が広がる。肥沃な高原では新たな特産品「黒大豆」づくりや有機農業が行われている。
険しい岩肌を剥き出した『白岳』が見えた。ここから山道だ。参道を進むと神社の祠があった。左に進んで、切り立った岩肌を登ることに。ちょっぴりスリリング。
北松一帯は新生代第三紀の砂岩層に第四紀の溶岩台地が被さったもので、浸蝕によって多様な景観を見せる。その岩肌を汗を流しながら登り切ると、背後に白岳高原の穏やかな風景が広がる。緑の中に白岳池が光っていた。
帰りは頂上を回り込んで林の中を下る。白岳公園に下りて帰路はルートを変え、堤原池ほとりの散策を楽しみながら行く。潜竜ヶ滝駅15時11分発の松浦鉄道に間に合った。

スタート&ゴール MR潜竜ヶ滝駅
距離 15km
所要時間 8時間
標高差 0m
始点標高 85m
累積標高(+) 635m
累積標高(+) -635m
潜竜ヶ滝に行くと、ルート未整備のため約1.3kmほど戻る必要がある。無理をせず公道を歩くことをお進めします。白岳高原まで車で行き、白岳のみ登るることも可能。途中の車道は、ゴルフ場への車が通るので中我が必要。白岳山頂へは岩場を登るコースと通常ルートがあります。力量にあわせて無理せずルート選択をしてください。
トイレ:MR潜竜ヶ滝/潜竜ヶ滝/白岳高原の3カ所に公衆トイレ
駐車場:潜竜ヶ滝/白岳高原
松浦鉄道(通称:MR)の情報はこちら→http://www.matutetu.com/
※GPSのデータをカシミール3Dにて編集しています。正確でない場合もありますのでご了承ください。
より大きな地図で コース10 潜竜ヶ滝 / 白岳 を表示
白岳公園のキャンプ場と、
ギャラリー&カフェ「風の高原」
白岳の裾に広がる「白岳高原」は、白岳湖を中心に国民休養地として整備されていて、オートキャンプ場をはじめ、テントサイトが設置されている。湖には浮橋もあって、家族連れで楽しめるスポットだ。管理棟を兼ねたギャラリー&カフェ「風の高原」で食事も楽しめる。
利用のお申込み問い合わせ
白岳公園センター
Tel:0956-66-9334