させぼの歩き方≪佐世保のトレッキング・カヤッキング・サイクリング情報サイト:させぼエコステイ≫
トレッキング
ウォーキング
カヤッキング
平戸往還
サイクリング

Home »全ての一覧 » ‘トレッキング’ ‘山’ ‘歴史’ »世知原の山暖簾から槍巻林道を歩く

世知原の山暖簾から槍巻林道を歩く

世知原の山暖簾から槍巻林道を歩く


 
No.8

世知原(山暖簾)〜槍巻新道 


取材日:2009.7.23


里山歩きを楽しむ

世知原は茶どころ。丘稜地帯には緑の波を打つ茶畑が広がる。かつては炭坑の町として賑わった世知原だが、いまは過疎化の波を逃れ得ないようだ。そんな中で、いま『世知原温泉くにみの湯 山暖簾(やまのれん)』が注目を集めている。遠来からの客もあって、国見山系を背景とした世知原温泉くにみの湯は、ログデッキから見る風景とともに大人気だ。

 

「この景色の中を歩いて、汗を流した後にお風呂に入るなんて、いいんじゃない」

 

「ここをベースに里山散歩をしたいな」

 

そんな会話からこのコースが生まれた。ログデッキから見える風景を歩くことにした。県道54号線に出て、小道を下ると開作免だ。そこから新山へ向かい、山裾をまわると『やまめの里』があった。清流のほとりの閑寂な味処だ。ここで昼ごはんもいい。今日はすでに用意していた『揚げサンド』を取り出す。いまちょっと話題になっている、世知原の真弓精肉店のポテトサンドの揚げもの。素朴で、どこか懐かしい味だ。

世知原名物「揚げサンド」世知原名物「揚げサンド」 世知原の町中にある真弓精肉店が作るサンドイッチの揚げもの。この4片で三百円なり。

世知原の町中にある真弓精肉店が作るサンドイッチの揚げもの。この4片で三百円なり。

谷を越えて槍巻新道へ。ジグザグ道をカットして草原の坂を登る途中で、秋の七草の一つ、ナデシコの花を見つけた。

舗装した道もやがて土の道となり、緑の林のトンネルとなった。驚くほどたくさん蝶の姿を見る。暗い湿った道ではヒグラシが甲高い声で鳴いていたが、太陽が注すとクマ蝉の大合唱となった。夏の山道は実に騒がしい。

水場が途中にいくつもあった。そしてようやく、伊万里の竹古場から続く烏帽子林道と合流した。ここで道標を確認して世知原へと降りて行く。だらだら下る道は、やがて『小塚岳トンネル』を出た54号線と合流する。そして開作免へ下り、山暖簾へと着いた。

さあ、温泉で汗を流そう。

ゆったり露天風呂に浸かりながら、4時間かけて歩いた道を目で辿ってみた。簡単に一望できる眺めだけど、結構な歩きごたえだったな。

 

午後の光が緑を深くして、国見山系の夏が過ぎていく。やはり山歩きと温泉は最高の組み合わせだ。


write:有限会社ライフ企画社・小川照郷

A(スタート):世知原は茶どころ。丘稜地帯には緑の波を打つ茶畑が広がる。世知原は茶どころ。丘稜地帯には緑の波を打つ茶畑が広がる。

やまめの養殖もしている「やまめの里・清流庵」。清流の音とやまめ料理が楽しめる。B:やまめの養殖もしている「やまめの里・清流庵」。清流の音とやまめ料理が楽しめる。

草の坂でナデシコを見つけた。C:草の坂でナデシコを見つけた。

緑深い自然林の道が続く槍巻林道。ゆるやかに登って、やがて烏帽子林道と合流。このまま国見山にも登れる。途中に二ヶ所、水場があった。D:緑深い自然林の道が続く槍巻林道。ゆるやかに登って、やがて烏帽子林道と合流。このまま国見山にも登れる。途中に二ヶ所、水場があった。

栗木峠からの道と交差する。ここから舗装された道を世知原方面に下る。E:栗木峠からの道と交差する。ここから舗装された道を世知原方面に下る。

水場があちこちにあって、汲みに来ている人々の姿をみかけた。一様に美味しいと言っていた。F:水場があちこちにあって、汲みに来ている人々の姿をみかけた。一様に美味しいと言っていた。

下った道はようやく小塚トンネルの出口のところで県道と合流した。もう山暖簾は近い。G:下った道はようやく小塚トンネルの出口のところで県道と合流した。もう山暖簾は近い。

世知原温泉山暖簾のデッキから見る風景。里山歩きを楽しんで、国見山系の緑の山に分け入る。山歩きで汗を流したら、くにみの湯を楽しもう。5827H(ゴール):世知原温泉山暖簾のデッキから見る風景。里山歩きを楽しんで、国見山系の緑の山に分け入る。山歩きで汗を流したら、くにみの湯を楽しもう。



より大きな地図で コース8 山暖簾から槍巻林道を歩く を表示

世知原には18もの石橋がある。

ほとんど架橋時のままに残されている『桐の木橋』。周囲の田園風景と相まって絵になる石橋だ。

 

ほとんど架橋時のままに残されている『桐の木橋』。 周囲の田園風景と相まって絵になる石橋だ。




佐々川の本流にかかる、明治三十年架橋の『尾崎橋』。流れが砂岩を深く彫って、渓谷のような風景だ。

『竜ノ氏橋』は舗装されて一部補修の跡もあって、現在も使用されている。

田んぼの脇に発見した!大きな一枚岩の『小岩橋』。

佐々川本流、県道菰田線に架かる世知原で一番大きな『倉淵橋』。 大正七年架橋で、長さ20.6m、幅4.6m、橋高8.1m。

鍋田川の上流にあって、昔の作道に架かる『丑太郎橋』。架橋は大正時代、橋の長さは5mほど。 安山岩の自然石を使用した素朴そのもの。川の景観とマッチしている。 昭和62年に発見された最後の石橋だ。

『世知原炭鉱資料館』

世知原炭鉱資料館

明治時代に造られた旧松浦炭鉱事務所を活用した資料館で、炭鉱操業時に使われた工具などを展示。佐々川岸から切り出された砂岩ブロック造りの建物は県有形文化財に指定。 見学のお申し込み、お問い合わせは佐世保市世知原社会福祉センター(0956・76・2279)へ。

キーワード: